油彩で女性の顔を描く/油絵技法

こんにちは。今日は油彩で女性の顔を絵描く過程を見ていこうと思います。
顔は永遠のテーマとしてどの時代も描かれてきました。
なので顔が描けたら表現の幅が広がります。
自分の知り合いや家族を描くとか、絵画の中に人物を描くときに使えますね。
では、、一番大切なポイントとともに解説していきます。

目次

下描き(キャンバスに鉛筆)

人物デッサン
鉛筆

まずは鉛筆でキャンバスに下描きをします。鉛筆は私の場合は4Bや2Bをよく使います。
この絵はちなみに、、、写真を参考に見て描いています。
顔・首・肩と鉛筆で大きなプロポーションを取ります。
形をとるポイントを以下に表示しました。

人物デッサン
人物デッサン


①肩の傾き/多くの人は肩の傾きを水平に近くとってしまうのですが、しっかりと傾きをつけることが大切です。
②目の傾き顔の傾き/目の傾きを捉え、それに交わる顔の中心線の傾きを捉えます。ほとんどの場合はこれらは十字のように交わります。
③首の中心線の傾き/これは多くの場合、②の傾きと同じになります。
④後頭部のラインの傾き/この傾きを抑えると、より顔が様になって見えます。

油絵で下地を作る

人物 油絵

油絵で下描きをします。大きな明暗の明暗のバランスを捉えました。
この段階で明暗を大きく3つに分けます。
少し、、、、過程が飛んでいますが(写真が残っていないため笑)
下が明暗のバランス3つに分けてを示したものです。

人物 油絵

明暗を3つに分ける
白=一番明るい色 青=中間色 赤=暗い色
皮膚/明るい色・中間色・暗い色と三色に分ける
髪の毛/ハイライト(髪の毛のテカってるところ)・中間色・暗い色
シャツ/明るい色・中間色・影の部分

中間描き・色数を増やす

人物 油絵

大きな明暗のバランスは既にできているので、
その上に固有色(皮膚の色)を乗っけながら色の幅を増やしていきます。
色数を増やしていく作業です。工事現場の作業ではないですが、、
同時に目鼻口も描いていきます。顔がよく見えるには目鼻口を描かないといけません。

人物 油絵

皮膚に見えるために、皮膚の色をパレットで作る
ほっぺ、口元、おでこ、方などの色数を増やす
目鼻口をもっと描く

仕上げ

人物 油絵

ディテールを描きさらに色数を増やします
目鼻口を描きます。

人物 油絵

おでこの色数を増やします
ほっぺたの色数を増やします
首の色数を増やします
肩の色数を増やします

目・鼻・口を描きます

ポイントとまとめ

人物がうまく描けない場合、ポイントを抑えられていないことが原因です。
ディテールを一生懸命描くよりもポイントが大切です。

①顔や人体のポイントの傾きやプロポーションを捉えます
②明暗を大きく分ける
③目鼻口の描き方

これらについてはオンライン絵画教室でマンツーマンで詳しくお伝えしています。
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