絵が上手くならない理由と&上手くなる秘訣

SNS中毒

こんにちは。ブログ記事を書くのにいまだに苦痛を伴う画家のGEMMAです。
今日は絵が何故上手くならないのか?その理由と、
そこから絵が上手くなる過程を、朝6時に起きてまだコルチゾール値が高くなく、
パワーが残っている状態で解説
していきます。

目次

スライムを恐れていると上手くならない/経験値を上げよう

「人生一寸先は闇」という言葉があります。経験したことのない事柄に対して人は不安を感じます。これはスカイダイビングで飛行機から飛び降りるに時不安を感じるようなものだと思うのです。もしかしたらパラシュートが開かないんじゃないか?
私はアメリカでそれを経験しましたんですが。2022年くらいに、アメリカで人生初めてスカイダイビングに挑戦したのです。
そこで、従業員の方が飛び降りる前に書類を持ってきてここにサインするようにと言われました。
書類には「あなたが死んでも我々は責任もちませんよ」的なことが書いてありました。。
、、、、、

まぁ、、、無事に生きて記事を書いているのですが。
飛び降りるときはかなり不安でした。

私が絵が上手くなかったころ、明暗を付けるのが怖かった時期がありました。
例えば石膏デッサンや人物デッサンでですね
それは頭では、、視覚的にはここはもっと暗いとか明るいとか認識して分かっているのですが、
いざ、木炭や鉛筆で、暗く塗るのが怖いという経験
です。

何故怖かったのか?
それは「そのように直して良くなるかが経験として分からないという不安」から来ていたと思います。
または人体を描く時、や石膏を描く時に、顔がもっと大きいんじゃないか?
と思ったりするんですが
それを直すのが怖い、描いたものを壊すのではないか?直したらもっとおかしくなるんじゃないか?
との不安な感情が生じてきました。

そのような「直観は大抵あたって」てその通りに描き直すと良くなります
ですが怖い・不安という感情が人間の感情システムから起きてきます

ですがそれは初期のころは経験と克服した経験がないので起こるのですが
経験値と描き直す方法が解る今ではほとんどなくなり
ました

ところでこれはデッサンがのスキルが足りないというより
人間の本能ではないでしょうか?

完璧に生きれる人は存在しませんし
失敗のない人生もありえません。

アインシュタインが
黒板に10個の数式を書きながら、そのうちの9の数式は合っているのだが
最後に9X10=91と書いて
生徒みんなに笑われたという話がありました。
「私が9つの問題を解いたことは誰も祝福しなかったが、たった一つの間違えについて皆笑った」
「人生には決して間違えない人、傷つかない人がいる、。それは何にも挑戦したことのない人だ」と。

私が昔通っていた美術予備校の先生が、、、
「失敗してから立て直すのが本当の実力だ」と言っていたのを今でも覚えています。
まさにその通りです。
私の経験から、、失敗せずに、すべてのプロセスを完璧に描こうとする人は上手くなりません。
間違えないように描き、挑戦しないので、経験値が積まれないのです

失敗しようとして失敗するのはただの「エゴ」ですが、、、
ベストを尽くそうとして上手く描けなくても経験値が上がるだけです
ドラゴンクエストでスライムを倒した時の経験値は1しかありませんが、
1でもレベルアップに近づいています。


いきなりメタルスライムをプロのように序盤で倒して、レベルアップすることを「SNSドーパミン中毒者」のように追及するよりも
ボスの宮殿に行く前に自分の目の前に現れた敵を一体一体倒して、経験値をアップさせることに重きをおくのが最善の道だと思います。

SNSの弊害/バラモス城ではいきなり戦えない

最近はインスタグラムやインターネットで世界中の絵が上手いアーティストのデッサンをソファーの上で見ることが出来る時代になりました。まるで花札をスワイプするように見ることが出来ます
昔は本屋にいって石膏デッサン秀作本みたいのを探さすか美術館に行かないと見れなかったの、、、
これはいいのでしょうか?

確実に便利な情報社会になったのは事実ですが
これはレベル1のモンクが既にライオンの檻の中に入れられたり
天空闘技場で多くの強者たちやベテラン戦士たちと既に競わないといけないような状況を作り出して
います

ああ、、もうすでにこんなに自分よりも絵が上手い人がいる、、、、。
あああ、、、、みて! 世界の裏側にいるマイケルはまだ18歳なのにこの前ニューヨークで個展をしたのよ!
あっ、、、見て!スイスにいるジェニファーは先月の初個展で絵を完売したんだって!一度会ってみたいわ
でもあなたはこれっぽっちね、、、

これは確実に自信を喪失させます
SNSを見るほど達成感は0で憂鬱になるのはそのためです

ある研究で「どのような環境で勉強の成績がよくなるのか?」
ということを研究したところ、
同じレベルの仲間たちが集まって競い合うとやる気がでますが、かなり離れたレベルの人達といると自信喪失して学ぶ意欲を削がれるという研究結果が出たそうです

わたしはこのようなSNS時代は便利ですが
多くの憂鬱患者を作り上げる時代だと思います
なぜレベル1のビギナーが
人生の最盛期にいる画家達の絵と比べることができるでしょうか


これはグローバル化時代の弊害であり
地域分散型ではありません

昔は地域「コミュニティー」が重要視されており、その中での発展にフォーカスが当たっていました
発展する企業はこのスモール・コミュニティーを社内に取り入れているといいます

それよりも自分のレベルを1づつ上げることにフォーカスを当て
それがいきなり3アップしなかったとしても達成したことを「自画自賛する必要
」があると思います
アメリカ人はそれが上手いようです。ですが日本には「謙虚が良い」という文化が先行しているようです

絵が上達する「集中」の仕方


人間の脳は常に多くの情報を処理しようとしています
他に何か「刺激」があると、絵を描いていても集中力が散漫になり、気が散る原因になってきます
「日々のストレスや人生に対する悩」みも、脳がそれを処理しようとしてしまう弊害になってしまうでしょう
これが絵が上達できない大きな原因でもあると思います

今まで絵を何年も描きながら「絵が上手い人に共通する特徴」を感じて来たのですが
それは「とにかく没頭している」でした

ようはそこに「酔ったように集中している状態」です
そしてこの「集中」は全てを解決する状態でもあると思います
また「集中」しているので達成感を感じやすく
インスピレーションを感じやすい
のです

人生を「いばらの道」で例えると
その道からもっと最善の「道」をみつけることできる
インスピレーションや啓示がどこからともなく湧いてくる状態

それが「集中している状態」だと思います
それは映画LUCYでいう脳の潜在能力を十分に発揮している状態ですね
人間は脳の10パーセントしか活用していないとも言われていますが、、、

絵の上達に対するスキル的なことは他のブログでも紹介していますので
そちらをご覧ください。

「集中」こそが脳と芸術魂をフル回転させる秘訣です

モチベーションの上げ方

突然ですが、、、
一人で絵を描いていても幸せにはなりません

と私は思います

「え???」

これにあなたが同意するかどうかはわかりませんが
私は絵を描いても、見てくれる人がいたり、価値のあるものとして評価してくれる人がいたり
誰かに何らかのプラスの要素として働いたという甲斐、、
がないと絵を描き続けることは出来ない
と思います
言い換えるとモチベーションが上がらないのです

絵が上手くなるにはこのモチベーションがとても大切で
そして維持するのが一番難しい部分でもあります

一番いいのは
もっといい絵を描こうとする
特に「絵が好きな」
そこに価値を感じている
一緒に頑張っていく仲間を持つのがベスト
だと思います
たまにアトリエにいって描いている絵を見ながら
お茶を飲みながら話をしたり、その人の芸術談を聞いたりですね
それが環境的に難しい場合もありますが。。。
やはりそれが理想だと思います
芸術家に会うことで芸術的な感性が誘発されるからです

そして下手でも
展示会を持てたら一番良い
と思います

私が韓国のソウルに住んでいた時
驚いたことがあったのですが、、、
韓国人のマダムって凄い気が強いんです、、
絵を習い始めて間もないマダムが頑張って個展を開く、、、
なんてことはよくあります

絵にクオリティーがあるかないかは、別の話です
ですが個展を開いて、オープニングパーティーもむしろ若い新人作家よりも
ゴージャスにして、、、、(笑)
そして自信をもって自分の芸術世界について語るのです

絵がプロのようかどうかは別の話です
ですが、、、
知り合いも見に来て、会期中はその方達はとても充実していて幸せに見えました

別に絵がプロのように描けるまで個展を開いてはいけないなんて決まりはありません
プロのように描く必要もないのです

ここで言いたいのは
「表現すること」は人間の幸せというか、本来の姿や生きる衝動であるということです
しかしこれは絵を一人部屋にこもってずっと描いていては経験することができないものでもあります
そうすると「表現」とは何か?について考える価値がありそうです

私が記憶に残っている一番良かった瞬間とは
個展をした時
のことでした
自分の絵を見に来てくれた人と話している時
言葉にできない第六感で捉えるような感覚を経験してくれた時
伝えたかったコンセプトをその「場」で表現できた時
その展示会場でのやりとりに価値を感じていたのです

展示はいきなり無理かな~~って
思うかもしれませんが、絵を続ける一つの方法として
選択枝に入れてみてはどうでしょうか?

なにか目標を決めると
モチベ―ション維持に有益
です

また次回お会いします










SNS中毒

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記事の書き手

Hisa Gemmaのアバター Hisa Gemma Landscape painter

絵画は人生を豊かにするをモットーに
20年以上絵を描き続けている画家です
アジア・ヨーロッパ・中南米・北米を旅しながら絵画を制作しています
個展・団体展・アートフェアで作品を発表しています
オンラインでの絵画講師3年、美術系学校での講師10年も経つつ
実用的なデッサン・水彩・油絵スキルと絵画制作とアート業界を通じて得た経験談やインスピレーションを共有しています。
絵を描き、人生のスパイスになれば嬉しいです

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