古城を描く/水彩スキル

城 水彩

こんにちは。
水彩画で描きたいものはあるでしょうか?
私はヨーロッパの風景が絵になるので好きなのですが
今日は多くの人に人気がある古城」を
水彩で描く過程
をお見せしたいと思います。

目次

下描きを鉛筆で描く

城 水彩

下描き(鉛筆)

下描きを鉛筆でしていきます。
鉛筆はこの時はHBくらいです。
あまり濃く描きすぎると、鉛筆の粉が水彩の絵の具と混ざってしまうので、、、
適度に描きます。


背景から描く
個人的には背景から描いていった方が描きやすいと思います。
ここでは渓谷(山??)ですね。
色彩はウルトラマリン+黒(アイボリーブラックです)
ディテールを描写するというより、感覚的に明暗を捉えてみました
(ここはデッサン力がものをいってきます)
山の中でも白く(紙の白が露出している部分)なっている部分は水が多かった部分です。
水が多い部分は乾くと白く抜かれます

手前を描いていく

城 水彩

手前の丘と村を描く
ここがメインなので背景よりも時間をかけて描きます。
背景は寒色(青系)、手前は暖色(黄色・赤・オレンジ系)や中間色(緑)を使う予定です。暖色の方が手前に見えてきますよね。
上の写真では丘の草(緑)の部分をパーマネントグリーン、リーフグリーンを使っています。
草の影の部分はインディゴ+バーミリオンを使いました

建物を描く①

城 水彩

教会のある建物の描写
建物の影の部分(影の壁の部分)を単なる黒をつかったグレーではなく
少し明るいグレーを使いたかったので
ウルトラマリン+アイボリーブラック
コバルトブルー+アイボリーブラック
を使いました。建物の窓も描いていきます。

草の明るい部分に彩度の高いパーマネントグリーンパーマネントイエローディープを使い、光を表現します。

建物を描く②

城 水彩

建物の屋根
建物の屋根に暖色系に色をいれます。
バーミリオン(オレンジ系の赤)とクリムゾンレーキ(紫系の赤)を使います。
ヨーロッパの多くの家が屋根がオレンジ系です。
日本はグレー系の屋根が多いです。
イタリアに行くとオレンジの屋根が主流でとても綺麗でした。

完成

城 水彩


ディテールを描く

建物の落ちる影を描いたり、建物の微妙なディテールを描きながら
絵のクオリティーを上げていきます。
あくまでも沢山描く部分は今回は建物になります。
描くところを描き、メインの主題を引き立てましょう。

ポイント

ポイント
絵で主役になる部分はしっかり細部も描く=建物
脇役はなんとなく描く=背景の山や、右手前の緑の丘

主役と脇役両方ともしっかり描くと何が主題なのか分からなくなります(笑)。
全部描きたい気持ちはわかるのですが、、、、
絵にはここを描くと良くなる!というポイントがありそれが「絵画」です。
それは人間で言うと体と心の関係でいうと「心」の部分ですね。

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