こんにちは。絵画教室を運営しているGEMMA HISAです。
今日は「オンライン」でデッサンを学ぶのと、「実際の絵画教室」でデッサンを学ぶのはどちらがいいのか?
メリット・デメリットは何か?について、率直にお伝えしていきます。
私は、現在オンラインで大人向けの絵画教室を運営していますが、以前は「実際の絵画教室/オフライン」で長年、絵の講師をしていましたでの両方の長所と短所を理解しております。ではLet’s see!
長所&短所(いきなり結論です)
オンラインのメリット
・一対一個人指導でポイントを教えてくれる(初心者から)
・自宅にいながら世界中のどこからでも学べる(交通費の節約)
・授業可能な時間帯がフレキシブル
オンラインのデメリット
・実際のパリのアトリエみたいな雰囲気で仲間と学べるわけではない
・1時間に対する授業料が割高
・講師と生徒の手元が良く見えない場合がある
実際の絵画教室(オフライン)のメリット
・パリのアトリエのような?場所で仲間と広々と描ける
・長時間描くことが出来る(1時間に対する料金が割安)
・講師、生徒の手元が良く見える
実際の絵画教室(オフライン)のデメリット
・先生があまり教えてくれない(ゆったり)
・アトリエに通う必要がある(交通費と移動時間、近所に教室がない場合も)
・授業時間が固定されている
どちらにもメリット・デメリットがあります。なので個人の環境やスタイルに合わせて選ぶ必要があります。
また子ども向けの絵画教室なのか、大人向けの絵画教室なのかが教室によって変わってきます。
それぞれの一番のメリットをあげるならば、
・オンライン→場所を選ばす個別指導で絵が学べる
・実際の絵画教室(オフライン)→ゆったり長時間アトリエで描ける
でしょう。
料金の相場は?
では授業料は具体的にいくらかかるのでしょうか?
オンライン絵画教室、一般の大人向け絵画教室、美術受験予備校の一時間(60分)の授業を受けたときの相場をまとめてみました
●オンライン絵画教室(大人/子ども・成人・ミドル・シニア向け)
授業料 (日本) | オンライン絵画教室 (60分・個人レッスン) | オンライン絵画教室 (60分・グループレッスン) |
---|---|---|
安め | 1200ー3000円 | 1000ー2000円 |
中間 | 3000ー5000円 | 2000ー3000円 |
高め | 5000ー7600円 | 3000ー4000円 |
これをみるとかなり幅がありますが、料金が高いほど経験のある講師さんが教えている傾向があります。
そして料金が1000ー3500円/60分の場合、多くはグループレッスンである確率が高いです。
個別レッスンでは多くの場合3000ー7500円/60分の間になります。
こども向けの授業の場合、若干割安になります。
ちなみにヨーロッパ(フランスやオーストリア)の場合は40ユーロ(7200円)から60ユーロ(10800円)ほどになり日本より割高になります。
●一般的な絵画教室(大人/成人・ミドル・シニア向け)
授業料 | 月料金 (グループレッスン) | 入会金 | 画材保管・設備維持費など/月 | 一時間当たりの計算 |
---|---|---|---|---|
東京/大阪 の絵画教室 | 1300ー17600円程 /2時間ー3時間/ 月4回 | 10000-16500円程 | 1500ー2000円程 | 2100円(平均値) |
地方の絵画教室 | 12000-21000円程/ 2時間ー4時間/ 月4回 | 0-12000円程 | 0ー1100円程 +冬は暖房費などかかる場合がある | 1700円(平均値) |
一般の絵画教室(オフライン)の場合、こちらは1時間あたりというのはなく、月謝(月額)でいくらという感じで料金がきまります。そして多くの場合、入会金と維持費(画材保管や施設費など)が発生します。相場としてはいろいろ含めると一ヵ月20000円です。ですが絵画教室はグループレッスンが基本なので個別レッスンというのはあまりありません。
●東京の大手・受験美術予備校の場合
授業料 | 全体料金(一括) | 一時間当たり |
---|---|---|
1日6時間/5か月/828時間 (昼間部) | 560000円程 | 675円程 |
1か月/144時間 (春季・夏期・冬季講習会) | 233000円程 | 1620円程 |
通信教育/月3-5課題/5か月/ 全15-25課題程/ 1課題ごとにZOMM添削 | 176000円程 | 11733円ー7040円 (1課題+ZOOM添削) |
美術予備校の場合、年齢制限があり主に高校生または高校卒業生(浪人生)対象です。
社会人は年齢制限があるようです。
授業の質とスタイルは講師による/ボストン美術館での体験
日本の美術教育のスタイルは「あまり干渉しない」です。絵画教室も美術予備校も講師はアドバイスを沢山教えてくれるわけではありません。1-2時間くらいに一度見にきて少しアドバイスをくれるといったスタイルです。自分で考えさせる(自立させようとする)ことを良しとします。これはそのような「スタイル」と「コンセプト」であるためです。
ですが海外の美術教育は国によって「スタイル」が違います。
私が以前、アメリカのボストンにいる友人の家に遊びにいったことがありました。
彼は韓国人でボストンの美術館(Museum of Fine Arts Boston)で美術の講師をしていてとても有能な人でした。彼の招待で、そのクラスに参加できるというのです。彼のおかげで美術館にも無料で入場できました。美術館のメインルームには有名が絵が沢山飾ってありますが、その裏口に非常階段や通路みたいのがあって、その裏側を見ることが出来ました。そこはむしろ研究所の通路みたいなデザインで、ある一室を使って美術の授業を一般向けに開講しているのです。


部屋にはいると若者からミドル、シニアまで幅広い受講生がいました。特にシニア層の方が多かったです。彼は水彩の授業を開いていました。
一番い良かったのは彼がアメリカ人に対してどのように絵を教えているのか?その「スタイル」を直に見ることができたのです。それは日本の教え方とは大きく異なりました。つまり「かなりみっちり」教えていたのです。限られた時間の中で一人一人に実際絵を描いてみせたり(他の紙に描いたり、その絵に直接加筆)、技法を詳しく教えていました。そして説明がとても実践的でした。韓国の美術教育自体がそのように実践的な教え方をするのですが、彼はそれ+アメリカナイズした独自の教え方をしていたように見えます。わたしはそれをみてとても「密度の濃い授業だな」と思いました。受講生も満足している様子でした。

このように国や講師により絵を教えるスタイルがあります
ヨーロッパに行けばまた教え方が違います。ですが、需要なのはどのスタイルが自分に合っているかです。
それは人により違うと思います。
講師が自分の絵にあまり干渉せず、自分で考えながらじっくり絵を学びたい場合、実際の絵画教室(オフライン)で学ぶのがよいと思います。短い時間でポイントを絞って絵を学びたい場合、オンラインの絵画教室がよいと思います。さらにオンライン、オフライン問わず講師がどのように教えるかは変わってくるので、自分にあった先生と教室を見つけることが大切になります。
目的別の趣味?復職用のスキル?試験対策?
また目的によりオンラインで学ぶかオフラインで学ぶか、
どの先生に学ぶかも変わってくると思います。
趣味で絵を学びたい
ゆったり・じっくり絵を描きたい。アトリエで仲間と先生と話したい。→近くの絵画教室
ポイントを直接教えて欲しい。家で隙間時間に。近くに気に入った教室がない→オンライン絵画教室
仕事・復職のスキルアップ
これはそれに特化したスキル教えてくれる先生に出会うことが必要です。
場合によって仕事で求められるスキルと先生の専門が合わない場合があります。
近くにニーズに合った学校や教室がある・まとまった費用を負担できる・固定時間を確保できる
→近くの美術・デザイン学校・絵画教室
近くにニーズに合った学校がない、時間単位で申し込みをしたい、フレキシブルに受講
→オンラン絵画教室・教室
美大受験・美術専門学校受験
集中して長い時間アトリエで描きたい、仲間と競いたい、まとまった授業料を払える、近くに美術予備校がある
→実際の美大受験予備校
短時間でポイントを教えて欲しい、近くに美術予備校がない、時間単位で申し込みたい→オンラン絵画教室
とこのようにニーズと目的と今の現状に会わせて、オンラインで学ぶかオフラインで学ぶかを決めたら良いと思います。参考にしてみてください。
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