水彩画と油絵画とアクリル画の特徴/オンラインで学ぶならどれ?

色を使って絵を描きたい!と思った時に
どの「画材」が一番自分に合っているでしょうか?
自分にあった画材を使えばより描くのが楽しくなり、上達も早いものです。
先ずは自分が楽しめるものから初めて後でデッサンの基礎を、、、

というのもよいですよね。
ここでは水彩・油絵・アクリル画の違いと長所と短所を紹介していきます。
どれが一番自分に合っていて、、、学ぶのに適しているのか?の参考にして見て下さい。

目次

水彩画の特徴

オンライン 水彩

水彩の特徴
①準備物がシンプル
②水と紙を使う

➂感覚的・即興的(色を作りやすい/乾きが早い(5分ー15分)
⑤色が透明

水彩はシンプルな材料で絵を描くことが出来ます。
準備物は(絵の具・筆・パレットなど)多くありません。

水と紙を使いますので
水彩をカッコよく描くには水と紙と友人のなる必要があります。
プロサッカー選手がボールを上手く蹴れるのはボールと友人になっているからですよね。
つまり水をどの程度絵の具に混ぜるのか?水が紙にどのように滲むのか?どのくらいで水が乾くのか?などを研究したら絵が効果的に描けるわけです。
これは研究するほど水彩が上手く描けます。

そして一番の特徴は「即興的」に描けることです。即興的という言葉は抽象的ですが、、、
言い換えると「あまり考えないで」というような感じです。
これは水彩では色を簡単(手軽に)に作ることができることから来ています。
絵の具をパレットにサッと出して、水でサッと溶かして混ぜれる、、、、
これは水彩の一番の長所でしょう。
つまりその時その時の印象・感情・感覚を色で捉えることに向いています
なぜかというとそれはすぐに変化するからです。
人間の曖昧な印象・感情・感覚は一分後に変わったりするものです。

水彩画 玉ねぎ
即興で描いた玉ねぎ


水彩は色が透明です。透明というのは下の色が透けて見えるということです。
それには下の色が乾いている必要がありますが、、、
水彩は油彩と比べて乾きが早いです。早いと2分くらい長いと15分くらいで絵の具が乾きます。透明セロファンを重ねるようにして絵が描けるんですね。

油絵の特徴

油絵 瓶

油絵の特徴
①オイルとキャンバスを使う

②マチエール表現(質感表現)が多様
➂哲学的(乾きが遅い3日ー1週間)
④準備物が多い

油絵の最大の特徴はオイルを絵の具に混ぜて使うことです。
そしてオイルには沢山の種類があります。
(授業では一番効果的な2種類のオイルを紹介しています)
オイルをお好みで使うことで、色に透明感がでたり、

マットになったり、乾きが早くなったりします。
難しそうに聞こえるかもしれませんが、「表現の幅が広い」ということです。

油絵のオイル
色々な油彩オイル



油絵は基本、、、油絵の具でキャンバスに描きます。
キャンバスは「支持体」と呼ばれていて、絵の具を支える役割をします。
油絵の具は「力があり重い」ので、それを支える支持体もしっかりしていないといけないのです。キャンバスの長所は描き手のいろいろなアクションを受け入れる強度があるということです。

そしてこのような色々なアクションが「マチエール」という
絵の具の質感をつくっていきます。このマチエールは描き手の精神を反映したものです
つまりマチエールにより絵が面白く見えたり、個性的に表現できるわけです。

油絵 抽象画
油絵の質感



油絵の具は乾くのが遅いです。通常3日ー1週間かかります。
これ乾燥剤で調整可能ですが、、、
油絵具は乾くのが遅い分、乾くとても強固に固まります。
つまり油絵は時間をかけて描くのに向いています
時間をかけると、、、、、、
色々なことを考えながら描きますよね?
つまり水彩画が即興的なら油絵はもっと多くの考えを込める=哲学的になってくるわけです。

これらの特徴により
油絵は水彩より準備する道具が多くなります。
(キャンバス・オイル・筆・筆洗容器・絵の具・パレットなど)

アクリルの特徴

アクリル&アクリル・ガッシュの特徴
①色が不透明
②乾きが超早い+厚塗りができる
➂キャンバスまたは紙に描く
④準備物が少ない

アクリルには「アクリル」と「アクリル・ガッシュ」があります。
ガッシュとはgouache(フランス語)の意味で不透明な絵の具のことです。
水彩と比べると2つとも不透明なのですが、アクリル・ガッシュの方がさらに不透明です。ですのでアクリル・ガッシュはポスター絵を描くなど、不透明でマットな絵を描く時に適しています。

そして乾きが超早いということです。もうちょっと遅く乾いてくれたら、、、
と思うことがよくありましたが、これが長所でもあります。
そして乾くと強固な質感になります。水彩は乾くと薄い膜のようになりますが
アクリルは少し厚みがあり強固な膜になります。
そして油絵のように、厚塗りが出来るというのも長所でしょう。
厚塗りをしたい+早く乾いて欲しい→アクリルがベストです。

アクリルはキャンバスにも紙にも描けます
つまり水彩と油絵の中間のような存在です。
アクリル樹脂は1901年にドイツで開発されて、アクリル画の歴史は1950年くらいから始まりました。
なのでまだ70年しかたっていません。
つまり美術業界ではアクリル画がどれくらい保存がきくのかまだ確かではないのです。

長所は短所になりえる

どうでしょうか?
その素材がもつともあなたに魅力的にみえるでしょうか?
長所は短所になりえます。おそらく人間の個性が違うように
ある素材はある人により魅力的にみえたりするでしょう。


→オンライン絵画教室では短期間で
水彩・油絵・デッサンのポイントを学ぶことが出来ます







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