バチカン美術館に行ってきました②│有名なギリシャ彫刻達と円形の間

こんにちは。今回は前回に引き続き、バチカン美術館に行ったときの良かった見どころを紹介していこうと思います。
今日は有名な彫刻の展示されているいろんな部屋を紹介していこうと思います。 では見ていきましょう。
ラオコーンとアポロンの彫刻│ベルヴェデーレの中庭

ここの中庭は、ドナート・ブラマンテという建築家の人が設計した先のベルヴェデーレの中庭というものです。「ベルヴェデーレ(Belvedere)」というのは、「美しい眺め」という意味です。
ここで一番の見どころは「ラオコーンと息子たち/Gruppo del Laocoonte」という彫刻があることです。

ラオコーンはよく美術大学のデッサンで描くんですが。 かなりクネクネ、モジャモジャしてて、どこから来たのか?本物どこにあるのかと思ってたんですけど、ここに設置されていました。
ラオコーンは何かというとこのギリシア神話に出てくるトロイアの神官なんですね。 このトロイア(Troia/Troy)というのは何かというと、ギリシア神話に登場する都市のことです。 現在のトルコの北西部にあったとされていますね。= ホメロスの叙事詩『イリアス( Īlios)』に描かれた伝説の都市でもあります。
トロイアには、トロイの木場の複製があるそうです。

そこのトロイヤの神官だった人がこのラオコーンです。 神官というのは国の役人として国の神に仕えて行事を行う人のことが祭祀みたいな人です。
この彫刻はラオコーンとその2人の息子が海蛇に巻きつかれている情景なんですね。
これはトロイの木場のストーリーと関わってくるんです。トロイの木場は古代ギリシア伝承に語られてきた「トロイア戦争」でギリシアの連合軍がトロイアを滅ぼすために送った巨大な木場のことを す。
そこでラオコーンが槍を投げて、このトロイの木場がギリシア軍の策略であるということを暴露しようとしたんですけど、女神アテナ(都市アテネの守護神)によって使わされた海蛇に襲われて、彼と2人の息子は殺された。そういう場面なんですね。
このラオコーンはですね、やっぱりうねうね感が半端なかったです。 蛇に絡まれている感じと、動きのあるこのポーズが人を魅了して、髪の毛もモジャモジャ、蛇もモジャモジャ、 全部がモジャってて、くねってるのがインパクトがありました。

もう一つの彫刻が同じ中庭に設置しているんですが、 これが「ベルヴェデーレのアポロン/ Apollōn」という彫刻です。 これは下から見上げた写真なんですけが、 ポーズがかっこいいですよね。
アポロンというのはギリシャ神話に出てくる男性の神で、オリンポス十二神の一柱であり、 ゼウスの息子だそうです。 予言、医療、音楽、詩歌、弓術などを司る神だそうですね。
ベルヴェデーレの間のトルソ│ピオ・クレメンティーノ美術館
ヴァチカン美術館のピオ・クレメンティーノ美術館のベルヴェデーレの間(Belvedere Hall)には「ベルヴェデーレのトルソー」という胸だけの彫刻があります。これも美大の入試のデッサンとかで描くやつなんですよね。 大きいので描く場合は大きい紙に描かないといけないというモチーフです。

実際見ると迫力がありました。体のねじれを彫刻で表現するのはものすごく難しいと思うんですけれど、 微妙なねじれまで表現までしてて、見応えがありました。1時間くらい見ていても楽しめそうです。
この「ベルヴェデーレのトルソ」なんですが、「ベルヴェデーレ(Belvedere)」というのは、もともと「美しい眺め」というのを意味です。 バチカン宮殿の中にある展望施設に、 ドナート・ブラマンテという建築家の人が設計した先のベルヴェデーレの中庭があるのいですがそこに元々あったものをここに移動したのかもしれません。
トルソーというのは、イタリア語で「木の幹」を意味していて、頭・手足を除いた胴体部分を指す言葉だそうですね。
ベルヴェデーレのトルソは別名「大アイアース(Aiās,)」と呼ばれています。 大アイアースはギリシャ神話に登場する人物です。
サラミース島の王のテラモーンの子供で、トロイア戦争ではサラミース人を率いて12隻の船とともに戦争に参戦したそうです。 オイレウスの子アイアースが小アースと呼ばれていて、それと区別するために大アースって呼ばれたようですね。
象のコンセプトとしては、自殺(自害)を考えている場面だそうです。 なぜそんな場面なのかというと以下、、、、長いです(笑)

すごい複雑で覚えたくもないストーリーが書かれています。
ところでこの像は高さ1.59メートルの大理石の彫像で、紀元前1世紀または紀元後1世紀の古い像のコピーで、オリジナルは多分紀元前2世紀初頭に作られたものだそうです。
この像の下に動物の皮っぽい彫刻があるんですがこれはヒョウの皮だと言われています。
このマッチョな胴体はミケランジロとかラファエロ、ルネサンス、マニエリス、バロックの芸術家に多くの影響を与えて、それが古典復興のきっかけになったそうです。
ミケランジロはこれがめっちゃ好きで、「すげー」って言って褒めていたそうです。 この彫刻は別名「ミケランジロの学校」とも呼ばれていたそうです。
当時、教皇ユリウス2世がミケランジロに腕、足、顔を作って補強して完成品を完成させるように依頼したらしいんですが、ミケランジロは「変更するには美しすぎる」と言って断ったそうです。
また彼はこのトルソーからインスピレーションを得てシスティーナ礼拝堂の天井壁画に描かれた人物を描いたそうです。 例えばデルポイのシビュラ(巫女・英Sibyl)や預言者、最後の審判の復活のキリストと聖バーソロミュー(バルトロマイ)などがそうらしいです。


円形の間(Sala Rotonda)│ピオ・クレメンティーノ美術館

同じくピオ・クレメンティーノ美術館内にある古代彫刻の展示室です。

この間はローマ教皇ピウス7世がミケランジェロ・シモネッティ(Michelangelo Simonetti)という建築家に依頼して作らせたそうです。 この人は画家のミケランジェロではありません。
イタリアのローマにハドリアヌスのパンテオン(Pantheon)がるのですが、そこからインスピレーションを得て作ったそうです。 1779年に完成しました。

床にはモザイクが描かれていて、間の真ん中には赤色エジプト斑岩(porphyry、ポーフィリー=火成岩)の水盤(浴槽)が置かれています。これはネロ帝のドムス・アウレア(Domus Aurea)(ローマにある古代ローマ時代の宮殿)の浴場を飾っていたものだそうです。直径4メートル、円周13メートルもあるのでとても大きいです。
周りには古代ギリシャやローマの神々、英雄をモチーフにした彫刻達が飾られていました。

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