バチカン美術館に行ってきました③│キリストの刺繡画と動物と地図

今回も引き続き、バチカン美術館の見どころを紹介していこうと思います。 美術館がでかいので、5回ぐらいに分けて紹介していきます。
バチカン美術館の中にはシスティーナ礼拝堂という場所があってミケランジェロの最後の審判が飾ってあります。。 それがメインになって見学のコースが作られています。
今回は「動物の間」、「タペストリーのギャラリー」「地図の間」を紹介していきます。
動物の間(Sala degli animali)│奇怪さマックス

ここは、「動物の間(Sala degli animali)」というところです。展示されている彫刻は大理石とか多色石を使っているそうです。 古代ローマ時代の動物をテーマにしていて、 実在していた動物から想像上の生き物までのコンセプトの作品が展示されていました。
ここは教皇クレメンス14世(Clemens XIV, 1705年- 1774)によって創設されたそうですね。
まず思ったのが奇怪さマックスで、 よくこんなに不気味に作れるな~と。


これはですね、神話的な存在トリトン(ギリシャ神話に登場する半人半魚の海)もしくは海のケンタウロス(ギリシャ神話の人間の上半身と馬の前半身、そして魚の下半身を持つ海の神)がネレイド(ギリシア神話の海の精)を連れ去っている場面でらしいです。


鳥の彫刻があったりとか.

このヤギのゴート(Goat)の彫刻もかなり不気味さMAXでしたね。

何か女性が蛇に巻かれているような彫刻もありました。


このライオンはとても迫力がありました。髪の毛のもじゃ感がラオコーンのようです。

こちらの豚も奇妙でしたが、空想上の豚かもしれません。

これは古代ローマで人気があったミトラス教(密儀宗教)の英雄神ミトラスが牡牛を屠る場面らしいです。ミトラス(Mithras)は、古代インド・イランに起源を持つ神で、ローマ帝国で「不敗の太陽神ミトラス(Sol Invictus Mithras)」として兵士や商人たちの間で広く信仰されていたそうです。牡牛を屠るのはミトラス教の儀式の中心で牡牛の血から生命が生まれ、この行為が世界の創造と再生を象徴していると信じられていたそうです。
タペストリーのギャラリー│キリストの生涯

ここはタペストリーのギャラリー(Galleria degli Arazzi)といって、キリストのこのストーリーが描写されているタペストリー(全12点)が飾られています。

これは16世紀に、画家ラファエロ・サンティオ(Raffaello Sanzio 1483~1520)の弟子達の下絵に基づいてブリュッセルの工房で織られたそうです。
垂直のまっすぐな回廊になっています。

こちらの最初の絵は、羊飼いの礼拝(Adoration of the Shepherds)です。イエスがベツレへムの馬小屋で生まれ、飼い葉桶に寝かされました。天使が羊飼いに救世主の誕生を知らせて、羊飼いがイエスに生まれた場所に訪ねてきたという場面です。




この内容はわかりません。

この作品はピエタです。
キリストが十字架につけられてしまい、その後、十字架から降りされたイエスの亡骸をマリアが膝に抱いて泣き悲しむ場面を描いたものです。
ピエタ(Pietà)というのは「慈悲」とか「憐れみ」という意味です。
地図の間(Galleria delle Carte Geografiche)


この「地図の間(Galleria delle Carte Geografiche)」には、イタリア半島の各場所の地図が描かれた40枚の迫力のあるフレスコ画が120mに渡りずらーーと掛かっています。16世紀末に教皇グレゴリウス13世(在位:1572 – 1585年)が依頼して描かせたそうです。
制作期間は1580年から1585年、イグナツィオ・ダンティ(Ignazio Danti, 1536-1586/イタリアの数学者、天文学者、地理学者、画家、聖職者)が指揮して描いたそうですね。
地図はとても正確に描かれていて、当時の測量技術の高さを表わしています。教皇たちが散歩を楽しむようにこの部屋を歩いたので「地図の間」と呼ばれているだとか、、、、
各地図と場所の解説もしていきます。
●Sardinia



この場所はサルデーニャ島(Sardegna)です。
イタリアの西方、地中海に位置します。いつか絵を描きに行ってみたいです。
●Apulia



Apulia州はイタリアをブーツとしてみるとかかとの部分に位置します。肥沃な平原がたくさんあって、古くから穀倉地帯として有名だそうです。
●Calabria




カラブリア州(Calabria)は、イタリアの左下の細長い部分です。イタリア半島をブーツに比喩したときの「爪先」の部分に位置します。近くにシチリア島があります。


●Bologna



イタリア北部にある歴史ある都市「ボローニャ(Bologna./Bononiaラテン)の地図です。ここははイタリアでの鉄道や交通で重要な場所だそうです。機械、食品、電機業の工場もあるそうです。都市圏には100万人が暮らし、11世紀に作られたボローニャ大学には10万人の学生がいるそうです。
●Campania



カンパニア州(Campania)はイタリアの左下にあります。州都はイタリア第三位の都市ナポリ。ローマ時代には「Campania felix(肥沃な田舎)」と呼ばれていたそうです。
ピザ発祥地のナポリ、トマト、モッツァレラチーズ、シーフード、ワインなどが有名で、音楽、建築、遺跡も豊富だそうです。
● Liguria




リグーリア州(Liguria)は、イタリアの左上にありフランスの隣です。今回私もここにある海洋貿易都市ジェノバ(州都)に絵を描きに行ってきました。
温暖な気候と青く開けた海岸が綺麗でした!
●Venezia




ヴェネツィア(Venezia/英語でVenice・ベニス)は、まさにアドリア海の水の都。イタリアの右上にあります。島が118あるらしく、島を行き来するにはゴンドラを使わないといけません。
中世にはヴェネツィア共和国(7世紀末期ー1797年)の首都として栄えたそうです。


こちらはイタリア半島全土の地図です、この作品が個人的に一番インパクトがありました。
このあとのシスティーナ礼拝堂へ続く回廊を次の記事で紹介していきます。


-
URLをコピーしました!

●よければコメントください