「私は画家です」というと、、
趣味ですか?といわれることが多い。
人によっては何か冷たい目で見られることもある
「どうやって生きていくのだろう?」
「きっと自己満足でそんなことをやっているんだろう」という目線だ
いやいや違うんだけど、、、
多くの人はそんなことは無理だと言って、ごく一部の人だけができることだという
しかし、それは不可能なことなのだろうか??
何かを信念をもって行動に移し続けていくと、、
ふとした機会がまいこんできたり、周りが変わっていくのを
否定された以上の素敵な出会いと経験が起こるのだと感じた
どんなワクワクするようなことが起こったのか少し紹介していきたい
言語ができなくても絵で世界に仲間を作ることができる
日本のコンビニもない山奥で人知れず
石の下に潜んでいる「いわな」を手掴みしながら育ったが、
海外に飛び立ち風景を描き始めたことで人生が変わった
知り合いがまさに0人だった韓国には
10年移住し、韓国の秘境と呼ばれる「島」や「風景」を描きまくった
時には真冬に無謀にも山に登り滝を描いたり
時には真夏に船で3時間かけて最南端の島に向かい見たこともない大きな岩山を描いた
旅先で知り合ったその人達とは
一緒に夕飯に招待されたり、車で現地人しか知らない絶景へ案内してくれたりした。
「どこから来たの?え、、日本から?」
「韓国はどう?」などマスメディアが言う政治的な対立なしに仲良くなった。
彼らとは今もインスタやフェイスで繋がっていて、どこか新しい場所にいる私の活動を応援してくれている
上の写真はチキンを一緒に食べている様子。
また、知り合いが0人だった香港や台湾では美術大学やギャラリーにズカズカ入り込み、
偶然そこの学生や美術関係者と仲良くなってご飯を一緒に食べた
彼らは「日本はどんな国なの?
香港はこんな国だよ!」とか
「これお勧めだよ」と、
香港や台湾の美味しい食べ物について教えてくれた。
ギャラリーに絵を見に突撃して行ったところ想像以上にフレンドリーで
現地人しか知らない素敵な場所について教えてくれたことも印象的だった
「あそこにいって絵を描いたらイイよ!」
当時カタコトの英語レベルしかなかったので実は言葉がほとんど通じなかったのだが、、
描いている絵を見せたり、彼らの人生のストーリを聞かせてくれたりと、
いつも何か新しいことが起きた
何もしないと何も起きないが
何かすると必ずなにか変化が起きる
韓国・アジア・北米と旅をし、、
とある機会から南米に住むことになった
知り合いがほとんど0に等しいい南米で、、、
スペイン語は勉強中だが
アンデス山脈や砂漠、南米特有の神秘的な自然を描いたりライヴペインティングた
南米でも知り合いが増えていった
絵を描くことで、私の人生には多くの行動と出会いが増えた
これは全て「絵を描く」ということを始めたが故に
出会うことができた贈り物だ
多くの人は、
絵を描く=ひとりで部屋にひきこもりペタペタと絵具をいじっている
内向的なイメージを思い浮かべるかもしれない
しかし、絵を描くことはまさに=
「人生をリアルに生きること」だ
生まれる前の記憶が?
人の「人生」は点と点が紡がれ線になっていくように、意味や目的があるのだろうか?
人と人の出会いもそのように?
小さい頃からいつもこんなことばかり考えて育ってきた。
実は私は母親のお腹の中にいた時の記憶が鮮明に残っている
黒い空間の中で、時々赤い光が見える
おそらく血管や血液の透過光だっただろう
口では羊水を吸ったり吐いたりできる
それは結構快適で、一時的な楽園のようだった
しかし突然楽園を追放され
外の恐ろしい世界へを引きずり出される
日が来ることがわかる
眩い光と共に看護婦らしからぬ
シルエットが覗き込み
お腹の外の世界、今私が生きるこの世界に生まれた
その瞬間を覚えている
だからこの世界は
きっと点と点がつながれ何処かへ向かうように、必ず意味があると思う
なにもわからず生まれたことにきっと意味があるだろうが
生前の記憶がなくなることで
その意味もわかりずらくなってしまったのかもしれない
しかし、、
点と点を繋いでいくことで
振り帰った時に刺繍のような価値を見出すことができると思う
計画は直感的に・旅先に着くために計画的に
私は「アーティストは誰かに言われてするのではなく、自ら問いを立て、自ら答えを探していくもの」
という言葉が好きだ
人生は物差しで計ったように決められてはいない
一週間先の天候も正確にわからない
結局、人間の頭脳では明日何が起こるかもわからない
だからどこか旅に出る時
2、3日前から直感で決めることにしている。
計画を先延ばしにしていると何かが起きていけなくなるかも知れないし、
考えすぎると結局何も行動していなかったりするし
そうやって時と機会を失っていく
例えば「秘境の風景」とネット検索するとたくさんのカッコイイイメージが出てくる。
まずはその写真をクリックして場所を確認、
次の日には高速バスに乗っていたということもよくあった。
現地についてみると
ネットでは知ることができない
いろんな人に出会ったり
予想だにしなかった美しい風景に出会ったりする
絵を買ってもらうこと
自分の絵の情報が広まるほど、
自分の絵を好きになってくれて、買ってくれる人が必ず出てくる
経済的に制作を続けらことが出来るし、
誰かが絵を気に入ってくれることはとても嬉しい
ある警察署長の方は済州島に住んでいて
私の描いた風景画をとても気に入って買ってくれた。
今でも時々メッセージをやりとりしている
ギャラリーを通して売れる場合もあるが
個人的に絵を買ってくれたり
依頼を受けて絵を描いたりもする
上の写真は、韓国の連続ドラマの
美術館でのワンシーンで、私の描いた
作品が後ろの壁にかかっている。
上の作品はその美術館のキュレーターさんが
「あなたが有名になりすぎて作品価が高くなりすぎる前に買うわ」
と言って美術館所蔵になった
作品のコンセプトや画風など、作家がどんな活動をしているのか?
それに共感してくれた時、
その作品を好きになって買ってくれる機会がうまれる
作品の内容もそうだが
その人がどんな人なのか?すべてが有機的につながっている
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