突然ですが韓国人にとっての「美」
とは何でしょうか?
コスメですか?整形手術? それとも、、、
こんにちはGEMMAです。
最近、気になる韓国の大統領も尹大統領に変
わったので日韓関係が改善すればいいなと思っています。
観光ビザで入国も可能になようで経済回復を目標にしてますね。
韓国人の友達からも、最近は変化が見られてきて
「日本のビールも再びコンビニに見られるようになってきたと言っています」
さて、、今日は、、
気になる韓国人の「美意識」について迫りたいと思います。
①韓国で見られる「美」
私は韓国のソウルにほぼ10年住んでいいた
ので、明洞(ミョンドン)はもちろん
仁寺洞(インサドン)どいう美術ギャラリー
の立ち並ぶ通りにもよく趣ました。
そこに行くと韓国人も外国人もたくさん遊びにきています。
いき行くその国の文化を見るとその国の「美」意識がわかります
韓国の女性や男性は皆「外見の美」にとてもこだわるので
これを韓国人は外見至上主義(외모지상주위)と言っています
韓国の友人(男性)に聞いたら女性は50パーセント整形手術をしていて
男性も鼻とか顎とか、、、さらに背を高くする整形手術をしている人もいると聞きました。
、、、、その話はまた今度詳しくしたいと思います。
仁寺洞に行くと韓服という伝統の服(チマチョゴリなど)を体験できるのですが、
(あ、私はしたことがありません)その模様も韓国ならではの美があります。
伝統韓国料理店も通りにたくさんあるのですが、
そこに入ると韓国ならではのお茶碗とか食器、店内の装飾にこだわった細かい美意識を見ることができます。
テキスタイルを見ても独特の模様があるので面白いですよ。
そしてソウルの彼方此方にあるお寺(景福宮など)?には陰陽五行の思想を元に塗られた
独特の模様と色を見ることができます。
韓国を離れて、韓国が懐かしくなってきたこの頃
あの一つ一つに韓国人の考える美=情緒が染み込んでいたんだと思います
作品にはそれを作った人の感性が滲み込でいます
これらの感性は西洋はもちろん、他のアジアの国にも見ることのできない独特の文化です。
②「韓国人にとっての」美とは何か?ー韓国人の心
心が文化を作り、文化は芸術を産みます
逆にいうとその国の芸術はその国の文化や国民の心の現れと言うことができます。
先ほどは目に見える外見の美しさに触れてみましたが、
もっと韓国人の内面にも目を向けてみたいと思います。
韓国に住んでいると、韓国の家庭に招待してもらったりとか
何かのパーティーのオープニングに参席したりという機会がよくありました。
また職場の食事会とかに参加したりですね。
そういうところでリアルな韓国人の文化や「美」に対する考え方を感じることができました。
そこから発見したことをお伝えしたいと思います。
まず最初に強烈なのは、、、
韓国は「儒教文化を大切にしている」ということです。
先日、画家の友人がインスタグラムに記事をあげていたのですが、、、
なんの記事だったと思いますか??
実はですね、、、自身の親父さんに対する記事だったんですね。
こういう内容でした→
「父が飲食店に食事をされに行った時、偶然居合わせた他の客と話をするようになった。
その客は私の父よりも少し年下で若かった。一緒にお酒を交わしながら、
その客が父に突然、
”あなたの世代が頑張ってくれたから今の韓国がある。
だから私は今、不自由なく暮らせています。
ありがとうございます。”と言ったのを父が聞いて、、”うん、うん”とうなずいていたのを見た。
俺は、父は”ありがとう”その一言を聞くために今まで頑張ってこられたんだろうな、
でもそんな当たり前の言葉さえもあまり聞くことができなかったのか。
父上、今までありがとうございます。」
、、、、、、、、、、
こういう記事をインスタにアップした日本人ご存知ですか?
私は正直一度も見たことがありません、、、(笑)(おそらくいると思いますが、、)
しかし、これが韓国でよく見かける文化です。
つまり両親を敬う、年上や年配を敬う、尊敬するというのが
私が韓国で強烈に感じた文化です。
あなたがもし韓国に行けば、年上にはとことん敬語を使ったり優先する(特に韓国男性は)というのを感じると思います。
ただ、時には親が間違ってしまう場合もあるのでそういう時は要注意だと思いますが、、。
はい、では次に、、
韓国人は「名節」を大切にします。
名節というのは記念日も含め何かの節目の行事ですね。
例えば、、、、、
旧正月・父母の結婚記念日・亡くなった方の命日・先祖を祀る日
子供が生まれて一年経った日(돌잔지)・初福/中福/後福(一年で一番暑い日ー参鶏湯という鳥のスープを食べる)
自分達の結婚記念日・カップルが出会った日
などです。
そういう日は家族が集まって、ピシッとした韓服(白・青・赤・黄色・緑がパターン)を着たり、
子供に着せて、両親にお辞儀したり、先祖を敬ったり、特別な料理を食べたり、、
またゲーム(ユンノリという伝統的な遊び)をしたりします。
この日が韓国人にとってはとても大事です。
また名節をするときは食事をしっかり準備します。
メイン料理からおかずまで時間をかけて、、、(美味しいです)
家族団欒の時間なので和気藹々としてますが、
やはり重要な時間というか何か重みがありますね、、。
清潔さ+伝統・歴史が感じられます。、
また、、、韓国はキリスト教が強い国です。
ソウルにはプロテスタント・カトリック教会が沢山あって
夜になると教会の十字架が赤くネオライトで光っています。
あまりに教会が多いので北朝鮮から来た人がソウルの夜景を見て
「なぜソウルにはこんなに墓地が多いのか?」と言ったそうでうす。
そこから多くの「神様」や「愛」というものを信じていると思います
私は、日常のように韓国人がサランヘヨというのを聞いてきました。
親が娘や息子に「サランヘヨ」と言ったり、、
夫婦が毎日「サランヘヨ」とSNSで送ったり、、、
カップルが「サランヘヨ」と書いた手紙をよく交わしたりなど、、、、、
私は韓国の音楽でこの「サランヘヨ」が入っていない歌が思い浮かびません、
韓国ドラマ、、、は私はあまり好きではないので
2つくらいしか最後まで見たことないのですが、
言いたいことは見なくてもわかります。つまり「サランヘヨ」です。。。
わたしは韓国ドラマは非現実的で演出されすぎているので
韓国の離婚率を上げている一つの要因だと思います
私の感じる韓国の「美の文化」とは単に芸術作品でいう
光が差し込んでくる美しい描写のことではなく、
このような文化に見れる要素だと思います。
韓国アーティストのイラストや絵画を見ると
愛、幸せ、カップルや家族、光や色の綺麗さや美しさをコンセプトにして
作品を作っているアーティストを他の国よりもよく見かけます。
③チョコパイの意味
韓国に「情(정/ジョン)」というチョコパイがあります。
これを外国人にあげるのが韓国人は好きなのですが、、、。(笑)
一応ただのチョコパイなのですが(少し大きめです)、、、
名前はジョン(情)です。。。
で、ここで何故名前がジョン(情)なのかという話なんですが
どう思いますか、、?
想像通り、、やはりこれをあげたり、分けたりすることで「情」を分け与えることができるので
ジョン(情)とネーミングしてるのだと思います(笑)
では、この韓国人がいう「情」が何なのか?ですが、、
外国人の私から考察して、わかりやすく説明したいと思います。
実は韓国に見られて、他の国ではほとんど見られないものを発見しました。
さて、それはなんだと思いますか、、、?
いかがですか、、、、、、?
それは「丸いテーブルを囲んで、友人や家族や同僚が集まり焼肉や食事をつっついている場面」です、、。
私は今は南米にいるのですが、南米も家族や友人を大切にする文化です。
ですが料理を沢山の人が一緒に囲んで「ワイワイ」食べるのをほとんど見たことがありません。
やはり韓国の食事文化は他国のそれと一味違います。
韓国はとにかく一緒にするのが好きです
一緒にご飯を食べ、一緒に何か企画して、よく集まり、よく連絡をし合います。
南米も家族主義ですが、治安が悪いからか、あまり見ず知らずの人といきなり集まって食事をしないのかもしれません。
アメリカ人もよくバーベキューをしますが、一つのテーブルを囲んで食べるというより、
自由に動きながら食べる感じですね。
韓国人にとって食事の場はもっと違う意味を持っているようです。
また面白いエピソードがもう一つあります。
以前韓国人の知り合いが私の家にきた時の話なのですが、
家に入った途端に
冷蔵庫の扉を開けて中に何が放っているか見たり
食器棚を開けてに何が入っているかを確認したりしていました(笑)
これは極端な例ですが、流石に印象的で面白い記憶として残っています。
まあ、日本人だったらしませんよね。
でも韓国人はそれだけ相手に関心があるということです。
わかりやすい例ですね。
「なぜそうなんですか、、??」と韓国の年配の人に聞いたことがあるのですが
「昔は、貧しくてなんでも分け合って生きてきたんだ、だから韓国にはこのような文化が残っているのだと思う。
あの時が良かったのに、、、」
と話してくれました。
なるほど、、、、、、
この方の言葉は今になってグッとくるものがあります。
韓国人はこの分け与える文化、一緒にする文化を「情」の文化と呼んでいるのだと思います。
そして彼らが「韓国が持つ美しい文化」と考えている一つだと思います
「韓国人は共同体意識が強く自分の国に沢山関心を持っている。
アメリカ人は愛国者が沢山いるが、個が強いので離れ離れだ。」
とある人から聞いたことがあります。
とにかく、韓国が世界でも特有の文化を持っていることは確かです。
ということで今日は韓国の「美」とは何かについて考察して見ました。
次回またお会いいたします。
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